信州の秘境「信級(のぶしな)」。炭焼き職人がお米を焼いた
信級地区は、長野県長野市の山の中腹にある小さな山村です。かつて1300人が暮らした村は、麻、養蚕、米、麦、わさび、林業、炭焼き…と山の恵みを存分に活かして栄えてきました。今では村の人口は130人ほどに減ってしまいましたが、山育ちのお年寄り達は、たくましく村を守り続けています。山の恵みを活かして、村を守る。その系譜に玄米珈琲を加えたい。信級でただ一人、今も現役で炭を焼き続けている80歳の炭焼き職人から、伝統の技を受け継ぎ、炭焼き窯の余熱を利用して、信級産玄米を焙煎しました。原料の玄米はもちろん、エネルギー源も信級産の玄米珈琲は、人にも地球にも地域にも優しい飲物です。

のぶしな玄米珈琲の特長

深いコクとお米の甘み。ノンカフェインの優しい苦味。

職人自らこだわって育てたお米を、刻一刻と変化する炭窯と対話しながら、全て手作業で焙煎しています。炭出しの度に試行錯誤を繰り返し、辿り着いた独特の風味のある優しい味わい。カフェインレスなので、妊娠中の方、お子様にも安心してお飲みいただけます。
 
 

体にやさしい玄米珈琲。

マクロビオティックの考えでは、通常のコーヒーは陰性なのに対して、玄米珈琲は陽性で、体を温める効果があると言われています。玄米は栄養バランスが非常に優れていますが、消化吸収しづらいのが難点です。玄米珈琲は焙煎、粉末状にすることで、玄米の栄養が吸収しやすくなると言われています。成分分析にかけたところ、オリザノール、フィチン酸、フェルラ酸等の有効成分がしっかりと検出されました。
栄養成分分析

湧き水育ちの山の米。

原料の玄米は、炭農家うえのが厳選した信級産玄米を使用しています。信級のお米は、激しい昼夜の寒暖差の中、山の美味しい湧き水で育てています。作業効率や収穫量は平地と同じようには得られませんが、身の引き締まった美味しいお米が育ちます。

 

炭焼き後の遠赤外線で焙煎。

「焙煎」は玄米珈琲の味の決め手となる生命線。のぶしな玄米珈琲は、炭焼き後の窯の余熱、すなわち「遠赤外線」によって焙煎しています。遠赤外線は玄米のような小さい物体においては特に違いを生み出します。全方位から遠赤外線が降り注ぐ炭窯焙煎によって、玄米がサクッとフワッと煎り上がり、コクと香りの成分がその空隙に閉じ込められ、深い味わいが産み出されます。

 
 

大地を守る生産工程。

のぶしな玄米珈琲の生産は、土を耕すこと、木を切ることから始まります。地域のお米とエネルギーを使うから移動にかかるエネルギー負荷はほぼゼロ。遠い国の豆を遠い国の燃料で焙煎する珈琲とのフードマイレージの差は歴然です。また、炭焼きの余熱を利用するので一連の生産工程でCO2排出ゼロ〜CO2を固定。つまり、のぶしな玄米珈琲は、作れば作るほど、大気中の二酸化炭素を減らしていくのです。